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中島 琢磨

医学教育センター 中島琢磨教授 紹介

教員

医学教育センター
中島 琢磨さん

#医学教育センター  

先生に聞いてみました!

今回のインタビューでは、医学教育センターの中島先生にいくつか質問してみました。
先生の研究テーマや大学生活の魅力、そして先生ご自身の趣味など、普段は聞けない話をたっぷりお聞きしています。
ぜひご覧ください!

Profile

中島 琢磨 (ナカジマ タクマ)教授 / 医学教育センター

学位:博士(理学)

ここからが質問内容になります。お楽しみください。

Q:研究分野・専門分野

A:免疫学,分子細胞生物学(発癌と細胞死,細胞老化,ウイルス感染制御),タンパク質生化学(精製)

Q:研究テーマやプロジェクト

A:現在;体表刺激による免疫システムの変化,過去;ウイルス発癌のメカニズム,転写制御メカニズム,がん抑制と細胞死(アポトーシス)のメカニズムにおける細胞内タンパク質分解の関与,細胞老化と細胞周期調節因子の役割,ウイルス感染に抵抗する細胞核内小斑形成因子の役割に関する分子細胞生物学的研究,歯周病原性細菌の毒素と細胞死誘導に関する研究

Q:研究者の魅力

A:研究者は資格ではありません。生体を制御するメカニズムにはわからない事が多く、また、現在知られているメカニズムひとつひとつが複雑に関係して働いているので、わからないことを見つけ出し、理解出来るように根拠を示し証明するのが仕事です。
メカニズム研究は教科書にも論文にも書かれていない、誰も知らない、気付かなかったことを見出し、戦略を立て、実証実験によって解明し、その成果によって医学・医療の進歩に貢献します。
誰も知らず気付かないことを研究するときは、厳しい孤独に置かれます。経済的・場所的・人的な支援を得るまでは、時に生活が貧窮する仕事です。
しかし常に新しいことを見出し、きっと役に立つと信じ、わくわくしながら人生を歩める仕事でもあります。

Q:教育に対する姿勢や目標

A:教科書を読めばすむような内容にとどまっていたのでは大学の講義とは言えない。
また、単純暗記という作業を求めることもありません。
勉強は、講義で得た・覚えた知識を利用できる能力を養うこと。
そのため可能な限りわかりやすい講義を心がける一方、教科書に記載されていない内容のうち、実生活や病気に関わるメカニズムについても話すようにしています。
また講義内容に関連して、メディアやネットで時に魅力的に発信される「根拠のない情報」「事実でない情報」については、実験的根拠のある真実を伝えるよう心がけています。
そのため、講義内容でわからない事は、積極的に質問に来てほしいし、しっかりていねいに答えるようにしています。

Q:高校生・受験生へのメッセージ

A:本学では、卒業後にヒトの健康や命、人生に関わる重責を担う医療人として自立できることを求められます。社会に出れば、嫌でも自分の仕事や行動に責任を負うことになるのです。
ですから、勉強1つ、実技1つでも、その成績や技術の上達は人任せではすみません。
「先生が教えてくれない」「先生がヘタ」だから勉強がわからないは、言い訳にならないのです。
「先生の教え方がヘタ」と感じたら、理解出来なかったことを質問する。自分で教科書や技術書をしっかり読み込み、学んで、その上で先生に文句を言えるようになること。自学自習、自主自律が基本であることを、覚悟して入学してください。

Q:趣味や興味のあること・特技

A:趣味;散歩,登山,食べ歩き,音楽(ほぼ全ジャンル),料理。  
特技?;高校から30代始めまでラグビーの選手でした。

Q:影響を受けた本

A:芥川龍之介、太宰治、中原中也、宮澤賢治、金子みすゞなど明治期〜昭和中期までの小説家・詩人の著書や言葉のほか、百万回生きた猫などの絵本多数

Q:最近熱中していること

A:仕事(他に集中できる時間がありません)

Q:休日の過ごし方

A:散歩しているか食べているか寝ているか仕事しています

Q:好きな映画

A:Bohemian Rhapsodyにはまって以降、鑑賞のチャンスがありません

Q:好きな音楽

A:Classic, Rock, Jazz, Hymn, Rap, Chor 〜 Ado,藤井風・・・かなり何でもあり

Q:好きな食べ物

A:辛い火鍋

Q:好きな国

A:思いやりがあり治安良く清潔な場所ならどこでも

Q:子どものころの夢

A:研究者

Q:尊敬する人、好きな著名人

A:身近な人から会ったことのない人、子どもから老人・故人まで、年齢や年代を問わず多数

Q:自分を動物に例えると

A:猫?カラス? ときどき会話します

Q:本学学生へのメッセージ

A:友人、先生、御両親、そして子ども達。その誰も完璧ではないし、完璧な人はいない。
自ら「偉い」と言っている人、尊大な人、人を見下す人を信用してはいけない。互いにゆるし合い、思いやりを忘れずに生きてほしい。自分の人生を自分のものにして、人のせいにせず、自分に責任を持って生きてほしい。自分を大切に、自ら行動し、自ら学んでこそ、他人の役に立つことも、家族を大切にすることもできると思うからです。