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福島未里

整復医療・トレーナー学科 卒業生インタビュー:福島さん

卒業生

整復医療・トレーナー学科
福島未里さん

#整復医療・トレーナー学科   #卒業生  

「女性が輝ける職場を作りたい」多様なキャリアを歩む卒業生の挑戦【整復医療トレーナー学科】

Profile

福島未里さん
2014年3月 健康科学部 整復医療・トレーナー学科 卒業
出身校:静岡県立 静岡東高等学校
取得資格:柔道整復師・アスレティックトレーナー・健康運動指導士・CSCS
現在の職務:FTGYMトレーナー
活動歴:
日本スポーツ振興センター ハイパフォーマンスサポート事業 トレーニング担当

競技歴:
パワーリフティング 大学~現在
2016年・2017年・2018年・2023年
ジャパンクラシックベンチプレス選手権大会 一般女子57㎏級優勝
2019年
ジャパンクラシックベンチプレス選手権大会 一般女子63Kg級優勝
2019年・2022年
ジャパンクラシックベンチプレス選手権 一般女子57㎏級優勝
ベンチプレス・トータル日本記録保持

ウィエイトリフティング 社会人~現在
2024年
静岡県ウェイトリフティング選手権大会 女子59Kg級優勝
レディースカップ 女子59Kg級10位

現在の仕事と活動内容

トップアスリートを支える日々

現在、静岡県富士市にある「FTGYM」でトレーナーとして活動中です。
JR東日本柔道部のトレーニングサポートや、フェンシング日本代表選手へのサポートなど、トップアスリートのパフォーマンス向上を支援しています。
さらに、パラスポーツ支援や小学生から一般向けのものと多岐にわたる分野で活躍しています。

地方からでもトップアスリートを支える

地方に住むことで直面する課題も多くあります。そこでオンラインを活用したサポート体制を整えることを決意しました。どこにいてもトップアスリートのサポートができるよう、オンラインでの指導や相談が行える環境を構築しています。この取り組みは、選手だけでなく、地方のトレーナー仲間にも広がりを持たせたいと考えています。

女性トレーナーとしての模範に

トレーナー業界ではまだまだ女性が少ないのが現状です。そのため、女性ならではの視点やスキルを生かして、次世代の女性トレーナーが活躍できる環境作りを目指しています。私自身、選手と同じ競技者としてのレベルを持つことで信頼を得る重要性を感じてきました。今後も競技者としての経験を深めながら、女性トレーナーの価値を証明し、業界全体に影響を与えていきたいです。

ライフステージの変化に対応する働き方

子どもを育てながら仕事を続ける中で、柔軟な働き方の必要性を痛感しています。ライフステージが変化しても、自分のキャリアを継続できるよう、新しい働き方を模索し続けることが目標です。オンラインサポートの拡充や、柔軟なスケジュール管理を取り入れることで、家庭と仕事の両立を図っています。この経験を通じて、同じように家庭を持ちながら活躍を目指す女性たちのロールモデルになれたらと考えています。


学生時代に得たもの

「大学時代に見つけた情熱の原点」

授業を通じてトレーニングの知識を深め、多くの資格を取得しました。
しかし、それ以上に価値があったのは、学科の仲間たちと切磋琢磨する中で得た「出会い」と「考え方」です。

特に印象に残っているのは、バーベルクラブの活動


当時、クラブは少人数でのスタートでしたが、私は女性メンバーを増やすために積極的に働きかけ、女子トレーニング部の立ち上げにも関わりました。仲間と共にトレーニングに励む中で、自分の記録が伸びる喜びや、目標を共有する楽しさを実感しました。

その後、記録が伸び、世界ジュニア選手権に出場できる可能性が見えてきた時、当初はそこまで積極的ではなかった自分がいました。そんな私に、ゼミ担当の岡田先生が「勝てる記録を持っているなら挑戦しない理由はない」と言葉をかけてくださいました。この一言が私の転機となり、「チャンスを逃さず、挑戦する」という姿勢を自分の中に育て、世界選手権への道を切り開くきっかけとなりました。

大学時代に築いた経験と仲間との絆、先生方からの励ましは、現在の私の原動力となっています。
「一人ではたどり着けなかった成果も、周囲の支えがあったからこそ実現できた」と心から実感しています。


トレーナーとしての視点

「現場で活きるコミュ力&連携力」

他分野との連携が生む力

トレーナーとして活躍するためには、技術や知識だけでなく、現場での柔軟な対応力や人との連携が重要です。特に私が大切にしているのは「他分野との連携」です。
リハビリ、コンディショニング、栄養など、それぞれの専門家と連携しながら選手をサポートする際には、共通の専門用語を理解し、円滑にコミュニケーションを取る能力が求められます。
日本代表選手を担当していた際、このスキルの重要性を実感しました。


予期せぬ課題への対応力

現場では予想外の依頼や課題に直面することも少なくありません。
たとえば、高齢者向けのトレーニング指導を突然依頼された際には、大学時代に取得した資格や学びを活かして対応しました。
「まずはやってみる」姿勢で取り組むことが、結果として自分の成長やスキルの幅を広げるきっかけになっています。

岡田先生が教えてくれた基本の大切さ

学生時代に岡田先生から教わった「挨拶ができない人間になるな」という言葉も、トレーナーとしての基本姿勢に大きな影響を与えました。
当時、支給されていたレッドブルを使って、他の先生方に配りながら挨拶の練習をしたことがあります。いろいろと教えていただきました。

基本を磨き、柔軟性を持つことが鍵

トレーナーとして活躍するためには、技術力や体力以上に、こうした「人としての基本」をしっかり築き、柔軟性を持って取り組むことが大切だと感じています。
これらの学びは、大学での経験から得られたものです。


高校生・在学生へのメッセージ

「資格への第一歩!勉強の秘訣」

多くの資格取得を目指す上での基盤となる「勉強の仕方」をまずは習得してみてください。
また、友人と一緒に学ぶことの大切さや、同じ目標を持つ仲間の存在がやる気を引き出す鍵ですよ!

おまけに

クリスマスにも筋トレを欠かさない、現バーベルクラブ生です!楽しそうですね!