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柔道部ブログ
2022年 グランドスラム・トビリシ2日目結果報告
本日行われましたグランドスラム・トビリシ2日目の結果を報告いたします。
73kg級 大吉 賢:準優勝
2回戦
大吉◯ 反則(指導3) ZHUMANAZAROV(キルギスタン)
初戦、大吉は、ZHUMANAZAROVと対戦し、先ず組手を嫌う相手に指導が宣告されます。その後お互いに動きが膠着したところで両者に防御的姿勢との指導が与えられます。その直後、大吉の組手を脚を使って切ったとの事で相手に3度目の指導が与えられ、反則となり大吉が初戦を突破しました。
3回戦
大吉◯ 一本勝(小外掛) GABA(フランス)
序盤から組んではすぐに技に入ってくる相手に対して、問題なく裁きますが、2分が経ったところで大吉に消極的との指導が与えられます。その直後、組手を嫌って切った相手にも指導が与えられます。その後、組手争いの中で大吉にも組手を切ったとの指導が与えられ、後がなくなります。その後も組んではすぐに技を出し、指導を与えようとする相手に対して、通常の組手にはなれない中でも強引に間合いを詰め、軸足側での小外掛で相手を畳に叩きつけて一本を奪い、準々決勝に駒を進めました。
準々決勝
大吉◯GS一本勝(合技) CHIKHELIDZE(ジョージア)
序盤からお互い間合いを詰めて技を出し合います。先に大吉が裏投で投げますが、背中が着いていないと判断され、ポイントには至りません。その後、相手もさらに間合いを詰めてくる中で技を受けた大吉に指導が与えられます。変わらず間合いを詰めての勝負が続き、大吉が裏投を掛けた際に相手の小内刈とみなされ、技ありを許します。その後、上手く組際に2段の小外刈に入って技ありを返します。勝負はその後もお互いやり合う展開となりますが、ポイントには至らず、ゴールデンスコアに突入します。ここでもお互い間合いが詰まったところでの勝負となり、最後は相手の内股をうまく透かして逆に内股で回して技ありを追加して勝利し、接戦をものにしました。
準決勝
大吉◯一本勝(巴投) PELIVAN(モルドバ)
序盤、大吉に袖口との指導が与えられます。その後もお互い厳しい組手争いの中で技を出し合いますが、ポイントには至りません。残り1分に迫った頃、大吉が内股で技ありを先取します。続いて相手に場外指導が宣告されます。挽回せんと前に出てくる相手に対してうまく巴投に入って一本を奪い、決勝進出を決めました。
決勝
大吉 GS一本負(合技) ◯SHAVDATUASHVILI(ジョージア)
東京オリンピック銀メダリストで同年の世界チャンピオンとの対戦は、序盤、大吉が指導を受けます。その後、出足払で技ありを先取されます。挽回せんと大吉も攻撃します。しかし相手はポイントを守ろうと掛け逃げや組手を嫌い、ようやく相手に組み合わないとの指導が与えられます。その後も、相手が場外に出たり、掛け逃げを繰り返しますが、指導は与えられません。残り10秒のところで再度、中途半端に掛け潰れた相手にようやく2度目の指導が宣告されます。このままタイムアップかと思われた残り3秒、浮技で技ありを返します。勝負はこのままゴールデンスコアに突入し、仕切り直しになった試合は再度、相手の出足払が決まって技ありを奪われ、あと一歩のところで優勝を逃しました。