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整復医療・トレーナー学科 卒業生インタビュー:吉村さん
卒業生
整復医療・トレーナー学科
吉村康平さん
#整復医療・トレーナー学科
社会人野球チーム「ヤマハ株式会社野球部」のトレーナーとして活躍する吉村康平さんに、これまでのキャリアや仕事に対する思いを伺いました。
Profile
吉村康平さん
2016年3月 健康科学部 整復医療・トレーナー学科 卒業
出身校:埼玉県 坂戸西高等学校
卒業時取得資格:柔道整復師、アスレティックトレーナー(AT)、CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)、健康運動指導士
勤務先: ヤマハ株式会社 野球部トレーナー
現在のお仕事
Q: 現在の業務内容を教えてください。
A:ヤマハ野球部のトレーナー業務全般です。(ストレングス・メディカル・アスレティックトレーナーなど)選手のメディカルケアでは治療やリハビリはもちろん、試合中の応急対応、トレーニングプログラムの作成も行っています。
ヤマハ野球部には専属のトレーニングコーチがいないため、トレーナーが兼務しています。
Q: トレーナーとして特に心がけていることは何ですか?
A:選手やコーチとのコミュニケーションを大切にしています。
選手一人ひとりの状態や個性を把握し、最適なサポートができるよう努めています。
また、チーム全体で連携しながら、選手のベストパフォーマンスを引き出すことが重要だと考えています。
資格とトレーナーの役割
Q: SBC東京医療大学で取得した資格は何ですか?
A:卒業時には柔道整復師、アスレティックトレーナー(AT)、CSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)、健康運動指導士を取得しました。
大学卒業後、専門学校で鍼灸の資格も追加で取得しました。
Q: 医療系国家資格を取得することの意義を教えてください。
A:資格を持つことで、現場での信頼度が格段に上がります。特に医療行為が求められる場面では大きな強みになります。また、資格があることで就職先の選択肢も広がります。
私が関わってきたトレーナーは全員医療系国家資格を取得していました。
Q: 専門学校卒と大学卒で感じる違いはありますか?
A:大学では複数の資格を同時に取得できるのが大きなメリットです。
また、大学で得た基礎知識が、現場での応用力に繋がっていると感じます。
学生時代の経験
Q: 学生時代に特に印象に残った経験は何ですか?
A:フェンシングや柔道など、さまざまな競技の現場に関わる機会を得たことです。
外部の治療院での研修や、自分の出身高校、野球部でのトレーナー活動をした経験も大きな学びになりました。
Q: 学生時代の学びで現場に役立ったことは?
A:解剖生理学などの基礎的な知識が、現在の業務で大いに役立っています。
キャリアの歩み
トレーナーの経歴
・埼玉県立坂戸西高等学校野球部トレーナー(2014~2021)
・共栄大学野球部トレーナー(2016~2018)
・共栄大学女子バスケットボール部トレーナー(2016~2018)
・川越東高等学校野球部トレーナー(2016~2020)
・坂戸市立中学校野球部外部トレーナー(2019~2020)
・フェンシング日本代表 トレーニングサポート(2018~2020)
・日本オリンピック委員会 フェンシング強化スタッフ(2019~2020)
・フェンシング日本代表 世界大会帯同トレーナー(2020・2022)
・NPB埼玉西武ライオンズ アシスタントトレーニングコーチ兼アシスタントトレーナー(2021)
・信濃グランセローズ トレーナー(2022)
Q: 特に印象に残ったプロジェクトは?
A:フェンシング日本代表と世界大会に帯同した経験や、プロ野球西武ライオンズで活躍されている山川選手のトレーニングサポートが印象的です。
また、独立リーグでの活動は、現場のリアルを学ぶ貴重な機会となりました。
プライベートについて
Q: 忙しい日々の中でリフレッシュ方法は?
A:プロスポーツチームのトレーナーとしての生活は、パーソナルトレーナーとは異なり、所属するチームやリーグのスケジュールに合わせた勤務が求められます。
そのため、土日の休みや有給休暇を自由に取るのが難しいのが現状です。
しかし、オフシーズンにはまとまった休みが確保できるため、その時間を利用してリフレッシュしています。
私は草野球に参加したり、ドライブに出かけたりすることで、日々の忙しさをリセットしています。
プロの現場はハードなスケジュールが続きますが、好きなことを楽しむことでリフレッシュし、次のシーズンに向けたエネルギーを蓄えています。
未来のトレーナーを目指す方へ
Q: 高校生や在学生へのアドバイスをお願いします。
現場を見ることが大切です。
A:トレーナーという職業の実態を知ることで、本当に目指したい仕事かどうかを確認できます。
スポーツの試合を見に行く際は選手だけではなく、トレーナーの方にも注目して試合を見てみると実態が見えてきますよ。
在学生には「運」と「ご縁」を大切にしてほしいと思います。
自ら積極的に行動し、多様な経験を積むことが未来への扉を開きます。
私自身、学生時代には多くの方々と出会い、話をする中で、多くの学びとチャンスを得ることができました。