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加藤宗規

理学療法学科 加藤宗規教授 紹介

教員

理学療法学科
加藤宗規さん

#理学療法学科  

先生に聞いてみました!

今回のインタビューでは、理学療法学科の加藤先生にいくつか質問してみました。
先生の研究テーマや大学生活の魅力、そして先生ご自身の趣味など、普段は聞けない話をたっぷりお聞きしています。
ぜひご覧ください!

Profile

加藤宗規(カトウムネノリ) 教授 / 理学療法学科副学科長

取得資格 理学療法士

ここからが質問内容になります。お楽しみください。

Q:研究分野・専門分野

A:理学療法の評価としての筋力測定、また、理学療法の対象となる脳血管障害患者に対する行動と学習の理論(応用行動分析学)に基づく介入を専門として、下記のような研究をしています。

Q:研究テーマやプロジェクト

A:基礎的な分野では、筋力測定の研究をしています。
対象者と理学療法士ともに現状、経過と目標の筋力値を握力や背筋力のように具体的に示すことができるように筋力計を用いた各部の筋力測定方法を研究しています。
応用分野では、脳血管障害患者に対して行われる歩行や移乗(車椅子とベッド間などの乗り移り)などの動作を行動と学習の理論に基づいて行うことを研究しています。

Q:理学療法士の魅力・ご自身がお持ちの資格の魅力

A:理学療法士は医療保険分野(病院やクリニック)で働くリハビリテーション専門職のひとつで、マンツーマンで患者とかかわるためにやりがいや喜びも大きい仕事です。
現在、医療にとどまらず福祉・介護、スポーツや健康増進などの分野に従事する理学療法士も増え、また公的保険が適用とならない自費でサービスを行う理学療法士も増えてきています。

Q:教育に対する姿勢や目標

A:18歳は成人で選挙権もあります。本学卒業後は社会人として、理学療法士として対象者の身体や生活に責任を持つ立場になります。
したがって、何でもまわりが用意して与えてくれ、失敗の責任も負ってくれるような教育を目指してはいません。
社会人として自分で自ら考え、必要ならばまわりに相談をして指導を仰ぎ、自分で責任を負う、理学療法士として対象者の状態を把握し、提供する介入を考えて実施できる人材を育てることが、リハビリテーションを求めている患者・対象者への責任であり、社会への使命であると考えています。
在学生には、「理学療法士にとって目の前の患者は多くの患者のひとりに過ぎませんが、患者にとっては自分の体を預けるたったひとりの存在である」ことを忘れず、自ら考え行動できる人になるべく大学生活を送ってくれることを期待しています。

Q:高校生・受験生へのメッセージ

A:理学療法士は「療法」すなわち「医療(医療保険下での医療)」が基本であり、医師の指示の下で理学療法を行う専門職ですが、今は医療保険外の自費でのサービス、介護保険分野、スポーツや健康増進、障害や動作に対する専門知識を活かした企業など、活躍の場は広がっています。
スポーツ障害により整形外科を受診して理学療法を受けたことが理学療法・理学療法士を知るきっかけである場合がほとんどだと思いますが、医療でも多くの病気・障害にかかわります。
公益社団法人日本理学療法士協会のサイトに、いろいろな場面の理学療法が3分ほどの動画で紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ここ浦安の地で、理学療法士を目指してみませんか。